
活動理念

いけばなとは、花を活かす事。人生とは他人を活かす事。
自分自身、いけばな作品を見て自分の中の世界観が大きく広がり、日常の様々な自然に気付くようになった。
それがきっかけで29歳の頃にいけばな作家を目指し、花市場に修行で飛び込み約8年の修行を経ていけばな作家として活動を始めました。
いけばな作品を見てもらうことで、非日常的な空間や感覚を味わうことが出来、日々忙しく動いている人ほど、別の角度から精神を整える場を作ってほしいと思い作品を展示し続けている。
そこに1つ在ることで空間自体が特別な場所に変わる。
私のいけばなは季節の植物を扱うことはもちろん、環境問題や社会とも密接に関り、自由自在をモットーに掲げる草月流のいけばなの可能性をさらに広げ、多くの方々に認知してもらうよう活動を広げています。
その活動は大きく分けて3つ。
1つ目はいけばな装飾。
様々な場面で空間をより豪華に華やかに特別に変えるいけばな装飾です。多くはイベントや企業様のエントランス、展覧会などの作品です。
2つ目はいけばな教室。
いけばな草月流の考え方に則り、技術や基本的な植物の扱い方を教え、自由な作品を作るための発想力、技術力、決断力などを磨いていく定期的に開催している教室です。
3つ目はいけばなライブパフォーマンス。
いけばなの幅を広げ、多くの認知されていない方々に知ってもらうために、他ジャンルのアーティストとコラボレーションをして、花をいける過程の美しさや力強さを見て感じてもらうためのイベントとしてのいけばなです。こちらは、切る・折る・溜める(曲げる)などのいけばなの基礎となる要素をライブならではの表現で魅せるために工夫を凝らして行っています。他ジャンルの方々と交わることで身内だけではない、今まで知られていなかった層にアプローチが出来、認知が格段に増えています。
日本の伝統文化のいけばな草月流という流派は、飾る場所が決まっていた仏様に捧げる花や、綺麗に設えるだけの花ではなく、もっと自由にどこに飾ってもいつ飾っても良いという考え方のもと作られた流派です。
ただ自由と言っても、植物をダメにするようないけ方ではいけばなの意味が無いので、最低限の決まりの中で自由自在にいける。自らが由しとするところに自らが在るという事です。
個性を尊重し、場に合わせたものを作るいけばななので、作家によって作風は大きく変わります。
私の活動は、植物の生命を扱う日本の芸道なので、命の尊さや儚さを主題にした作品作りや、環境問題や他ジャンルのアーティストとのコラボレーションによりいけばなを制作過程から魅せるいけばなライブで多くの人にいけばなの可能性をを知ってもらう活動を行っています。


教室
草月流のテキストに沿って、いけばなをお伝えします。
テキストを修了すると、草月流のお免状の申請・発行も出来ます。
師範を目指して教室を開講することももちろん可能です。
生け花体験講座・親子生け花も行っております。
教室案内
・菊名神社教室 (毎月2回、月曜日13:00~15:00、18:00~21:00)
・都筑区工場アトリエ教室(第3日曜日10:00~12:00)
いけばなは綺麗にいけるだけのものではない。花から得るものはたくさんあり、いける事により自身を映す鏡にもなりえる。植物に触れ感じる「触覚」、香りによる「嗅覚」、見た目の華やかさによる「視覚」等、五感を刺激するものであり、五感は磨けば磨くだけ輝いていく。その速度は人それぞれ違うので、根気よく磨くことが感性を伸ばすコツである。
花をいける事により、「空間把握能力」はもちろんの事、「観察力」や「決断力」が大きく磨かれる。
これらは全て日常生活にも大いに役立つものである。
先人たちは「芸道」を学ぶことにより、自分自身を豊かにしていったと考える。
自身を綺麗に繕うだけでなく、自由自在に花をいけられるよう植物それぞれの特徴を見極め活かす事を学んでみませんか。
是非お問い合わせ下さい。
久保島一智
MAIL:ksnori.f@gmail.com